なぜ35歳で注文住宅を建てる決断をしたのか|転勤中のアパートから、迷いと不安、決め手、8年たっての本音
この記事は約6分で読めます
ローンの月々の返済額は、いくらまでなら大丈夫か決めていますか。35歳で住宅ローンを組んで注文住宅を建てるのは、早すぎるのか、ちょうどいいのか。迷っていませんか。
この記事は、注文住宅の購入を検討していて「このタイミングでローンを組んで大丈夫かな」と感じている方に向けて、我が家が35歳で建てると決めた理由と、迷い、不安、決め手、そして8年たっての本音をまとめています。
「いま建てて本当に大丈夫なのか…」と不安になっていませんか?
(登場人物は架空です。よくあるケースをもとにした例です)

建てたい気持ちはあるけれど、このタイミングでローンを組んで、本当に大丈夫なのかな…。

迷うよね。我が家は35歳で建てたんだ。そのときの迷いと不安、そして決め手を、全部話すね。

なお、この記事は我が家の体験談です。家族の状況や収入、ローンの条件は人によって違います。「こういう考え方もある」として参考にしてください。金額や制度は、建てた当時(約8年前)のものです。
当時の暮らし|転勤で賃貸アパートに住んでいました
当時の私は、転勤(一時的な派遣)で、本社とは別の地域の賃貸アパートに住んでいました。結婚して1年目、長女が生まれて2年目、そして3年目に住宅の建築を始めました。35歳のときです。
建てるまでの3年間
1年目
結婚
2年目
長女が誕生
3年目(35歳)
建築を開始
きっかけ|妻の楽しみと家賃への考え
家を建てることは、結婚した年になんとなく考え始めました。理由は2つあります。
転勤は一時的な派遣なので、建てたあとにまた転勤になる心配はありませんでした。
この土地は、私にとっても地元ではありません。跡を継ぐ人がいなかった祖母の家を支えるために、転職を機に移り住んだのが始まりでした。その後、仕事の都合で一度離れ、結婚して子どもが生まれ、祖母が亡くなったあと、再びこの地域に戻るタイミングで新居を構えることにしました。
妻にとっても、知らない土地への引っ越しは、不安の大きい決断だったと思います。何度も話し合い、「知らない土地でも妻が幸せに暮らせる家にする」ことを、住まいづくりの一番の軸にしました。ローンの金額より先にこの軸を決めたことが、あとの判断を楽にしてくれました。
迷ったこと|早く建てるか待つか
迷いはありました。それでも早く建てることにした理由は、次のとおりです。
買うかどうかの条件は、「ローンの月々の返済額が9万円未満で、生活コストも安くできる」ことでした。月々の返済額は、8.5万円を目指していました。
注文住宅にした理由は、仕事柄、家の構造について一定の知識があったからです。家族の安全と安心のために、自分の目で確かめながら作りたいと考えました。
立地は、暮らし全体の費用から逆算して選びました。車が2台必要になりそうな場所も候補にありましたが、今は軽自動車1台で暮らせています。必要なときはレンタカーを借りています。浮いた維持費は、住まいの質とローンの余裕に回しました。
不安だったこと|ローンの責任と手元のお金
一番の不安は、ローン破綻に陥ることと、手元のお金が枯渇することでした。返済額、頭金、今後の生活を何度も考えました。
住宅ローンが背中にずしっと乗っかったような、責任と義務を感じていました。ただ、「ローンのために仕事に行くような人生」にはしたくありませんでした。そこで、早く返済できる額におさえることにしました。
ローンの組み方は、低金利だったので頭金は入れず、手元の資金として残すことにしました。安心感としてもよかったです。ボーナス返済もなしの変動金利です。低金利の恩恵を受けている間に、家計管理をして金融資産を増やし、繰り上げ返済していく算段でした。変動金利のローンの不安をどう小さくしたかは、こちらにまとめています。

決め手|試算で「いける」と確信しました
最後の決め手は、住宅ローンと生活費の試算で「いける」と確信できたことでした。あわせて、住宅会社の比較と土地の場所の確認もしました。
月々の返済額の実質(10年間・実際の数字)
月々の返済額
8.7万円
売電収入
月約0.9万円
住宅ローン控除
月約2万円
実質の返済額
5.8万円
住宅ローン控除は月約2万円。建てた当時の制度で、時期によって変わります。売電収入は、太陽光発電のFIT期間10年間の月平均です。
試算の段階では、返済額は8.5万円を目指し、9万円未満なら10年間は実質6万円台の見込みでした。実際の返済額は、目標より少し高い月8.7万円で、売電収入と住宅ローン控除を引くと、実質は5.8万円です。電気代の負担が軽くなることもあり、「買う」ことに踏み切れました。
もうひとつ、土地の場所も判断の材料でした。人の出入りがある土地だと、将来手放すときのリセール(売りやすさ)も一定期待できると考えました。ただし、これはあくまで私の見込みで、保証ではありません。
8年たって|計画どおり。でも縛られる感じも
8年たった今、結果は計画どおりでした。金利の上昇も想定内です。計画している繰り上げ返済は十分できる状態で、売電と控除が終わる、建ててから10年後(今から2年後)に実施する予定です。
学資保険から積立投資に変えた考え方は、こちらにまとめています。

注文住宅と、規格型や大手ハウスメーカーとの違いの考え方は、こちらにまとめています。

これから建てる人へ|我が家の考え方
最後に、これから建てたい方へ。あくまで我が家の経験からの考え方です。
ローンの条件は人それぞれです。この記事は、特定の金融商品をおすすめするものではありません。ご自身の状況でご検討ください。
まとめ|早く建てた理由と無理のない返済額
我が家は、転勤の終わりに合わせて、二度手間にならないよう35歳で建てると決めました。月々の返済額を9万円未満に決め、試算で「いける」と確認してから進めました(目標は8.5万円、実際の返済額は月8.7万円、実質は5.8万円です)。8年たって結果は計画どおりです。一方で、土地や仕事に縛られる感じもあります。
家づくりの費用の全体像は、こちらにまとめています。

建てたあとの、売るときの備えは、こちらにまとめています。


