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家計簿に出てこない「見えない固定費」と、将来のための積立|我が家の実例

見えない固定費と積立を家計簿で見える化するイメージ
nikitomo1@gmail.com

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毎月の家計簿を見ていても、実は見えていないお金があります。1つは、年に1回・数年に1回まとめて支払う「見えない固定費」。もう1つは、いずれ必ず発生する大きな出費に備える「積立」です。

この記事は、年払いの出費や、家の修繕・家電の買い替えに備えたい方に向けて、我が家の見える化の方法を紹介します。

この記事を読むと分かること

  • 年に1回・数年に1回払う「見えない固定費」の洗い出し方
  • 修繕や家電の買い替えに備えて、毎月いくら積み立てればよいかの計算方法
  • 修繕費そのものをおさえる工夫

「毎月の家計は黒字なのに、なぜかお金が残らない」…ありませんか?

(登場人物は架空です。よくあるケースをもとにした例です)

ひなた
ひなた

毎月の家計簿は黒字なのに、年末になると、貯金が全然増えていません…。

ともやん
ともやん

固定資産税や車検、火災保険のような、年に1回の支払いが、家計簿に出てきていないのかもしれません。

ひなた
ひなた

そういえば、車検と税金で、一度にまとまったお金が出ていきました…。

ともやん
ともやん

年払いや数年に一度の出費は、月割りにして、先に備えておきましょう。

家計簿とカレンダーを見比べて首をかしげるひなたと、年払いの印を指さすともやんのイラスト

では、年に1回の出費を、どう見える化すればよいのでしょうか。我が家の実例で、紹介します。

この記事では、我が家の実例(2026年8月時点)をもとに、この2つをどう見える化しているかをまとめます。毎月の家計簿はこちらで公開しています。

年1回・数年に1回の「見えない固定費」

毎月発生する支出とは別に、年単位・複数年単位でまとめて支払っている固定費があります。実際の引き落としは特定の月にまとまりますが、ここでは月あたりの金額に換算して一覧にしました。「今月は払っていないから忘れがち」なお金ほど、月割りにすると実態が見えてきます。

項目周期・金額月換算(概算)
住居費
自治会費年12,000円約1,000円
固定資産税年117,000円約9,800円
火災保険年約9,100円(5年契約で45,670円)約800円
小計約11,600円
車関連費
軽自動車税年10,800円約900円
自動車保険年25,000円約2,100円
車検代2年で112,890円約4,700円
小計約7,700円
サブスク(生活必需)
Amazonプライム(配送料無料が主目的)年5,900円約500円
Zaim有料版年4,378円約400円
1Passwordファミリープラン3年で16,980円約500円
小計約1,400円
生命保険(収入保障保険・夫)年45,730円約3,800円
月換算 合計約24,500円

合計すると、月換算で約24,500円。ふだんの家計簿には出てこない金額ですが、確実に毎月の家計に効いてくる「見えない固定費」です。

みなさんは、こうした年に1回・数年に1回の出費を、月にするといくらになるか、ちゃんと把握していますか?

サブスクは、Zaim有料版や1Password、Amazonプライムといった生活に必要なものだけをここに計上しています。動画のレンタルや漫画の購入といったエンタメ目的の支出は、月々の支出表の「エンタメ」の方に含めています。

なお、保険はこの収入保障保険(夫)のみで、妻や子どもの分は加入していません。経済的な役割分担として、こう考えているためです。

我が家の保険方針

  • 夫:収入保障保険に加入(収入面の柱のため)
  • 子ども:自治体の医療費助成制度+教育資金の積立投資でカバー
  • 妻:夫の収入保障保険ですでにカバー。ただし家事・育児サポート費用に備え、少額保険を検討中

念のため補足すると、これはあくまで経済的な役割分担の話で、妻の存在の重みを軽く見ているという意味では決してありません。

将来の学費や修繕に備える「積立」

我が家では、日々の教育費とは別に、子どもの将来の学費や、数年〜数十年先に必ず発生する費用への備えとして、毎月コツコツ積み立てをしています。学費以外の対象は、主に次のようなものです。

  • 家の修繕・住宅設備の交換
  • 車の買い替え
  • 家電・パソコン・スマホの買い替え
買い替え費用を使用年数と12か月で割って月の積立額を出すイメージ

積立額の計算方法

計算は難しくありません。対象になるものをエクセルに書き出し、「買い替えにかかる金額 ÷ 平均使用年数 ÷ 12か月」で、1か月あたりに積み立てておく金額を出します。

たとえば、お風呂の修繕に100万円かかり、20年ごとに必要だと見込むなら、100万円 ÷ 20年 ÷ 12か月 = 月約4,170円です。これを家電や設備、車の1つ1つについて計算し、合計します。

我が家の結果が、次の表です。なお、ここに載せた修繕の内容・時期・金額は、あくまで今の時点での試算です。実際の費用は、そのときの物価や工事内容で変わりますし、時期もずれることがあります。そのため、定期的に見直す前提で使っています。

項目主な内容買い替え費用の合計月割り(概算)
住宅の修繕外壁・屋根、お風呂、給排水、フローリング、壁紙、ベランダ防水約662万円約18,200円
小型家電・スマホ・パソコンなどスマホ、パソコン、掃除機、自転車、炊飯器など約94万円約12,600円
大型家電エアコン4台、冷蔵庫、洗濯機、IHクッキングヒーター、食洗機約128万円約8,000円
車の買い替え中古車1台分約100万円約8,300円
住宅設備エコキュート、トイレ、温水洗浄便座、換気システム、太陽光のパワーコンディショナー約154万円約7,800円
月割り 合計約54,900円

合計は月に約54,900円。これが、学費以外に毎月積み立てておきたいと見込んでいる金額です。意外に感じるかもしれませんが、家は住み始めて十数年で、お風呂やトイレ、外壁といった大きな出費が次々にやってきます。

月に約54,900円の内訳

33%
23%
15%
15%
14%
住宅の修繕 約18,200円 小型家電・スマホ・パソコンなど 約12,600円 大型家電 約8,000円 車の買い替え 約8,300円 住宅設備 約7,800円

いつ、いくらかかるのかを年ごとに並べる

月割りにするとなだらかに見えますが、実際の出費は特定の年に集中します。買い替え予定の年ごとに合計すると、次のようになりました。

買い替え・修繕にかかる費用(年ごとの目安)

〜2026年
約13.5万円
2028年
約177万円
2029年
約16.5万円
2030年
約60万円
2031年
約14.5万円
2032年
約15万円
2033年
約2.5万円
2034年
約42万円
2037年
約18万円
2038年
約135万円
2039年
約30万円
2041年
約65万円
2048年
約150万円
2053年
約200万円
2058年
約200万円

100万円以上の年 それ以外の年

買い替え予定費用の目安主な内容
〜2026年約13.5万円スマホ、自転車、電子レンジなど
2028年約177万円車、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、壁紙の修繕など
2029〜2034年約150万円パソコン、太陽光のパワーコンディショナー、IHクッキングヒーター、食洗機など
2037〜2041年約248万円リビングのエアコン、お風呂、トイレ、換気システム、エコキュート
2048年約150万円外壁・屋根
2053年以降約400万円給排水工事、フローリングの張り替え

とくに2028年は車の買い替えと家電の買い替えが重なり、約177万円が必要になる見込みです。この年に慌てないために、今から毎月少しずつ積み立てています。

この表の「買い替え予定年」と金額は、平均使用年数と現在の目安価格から計算した試算で、必ずこの時期・この金額になるわけではありません。予定の年を過ぎても問題なく使えていれば、そのまま使い続けて構いません。反対に、思ったより早く壊れたり、資材や工事費が上がったりすることもあります。だからこそ、年に一度は表を見直し、実際の見積もりや点検の結果にあわせて修正していくつもりです。積立は、少し余裕を持たせておくと安心です。

修繕費そのものをおさえる工夫

積立は「備える」工夫ですが、そもそも修繕にかかるお金を減らすことができれば、月々の積立額も小さくなります。我が家は、家を建てるときに、次のような点を意識しました。

工夫修繕費・維持費への効果
外壁に、厚さ16mmのサイディング「光セラ16」を採用塗り替えまでの期間を長くできる(表では外壁・屋根を30年で見込んでいます)
外壁のつなぎ目のシーリングを、30年もつタイプ(スーパーKMEWシール)に外壁まわりのやり直しの回数を減らせる
耐震等級3の構造地震後の補修費を抑えやすい(地震保険料の割引対象になる場合もあります)
省令準耐火構造火災保険料の割引対象になる場合がある(土地の防火規制で必須だった仕様。我が家の火災保険は年間約9,100円。費用は約13.0万円・税込)
太陽光発電売電収入が、将来の修繕積立の一部をまかなってくれる

一般的な住宅では、外壁の塗装などに10年ごとに約150万円かかるといわれます。我が家は、30年目までは大規模な修繕が不要と見込んでいるので、月割りで見たときの負担は、10年ごとの場合の約3分の1です。屋根はガルバリウム鋼板で、外壁の修繕と同じタイミングで修繕する予定です。「建てるときに、少し良いものを選ぶ」ことは、実は将来の修繕費を先に値引きしているのと同じだと考えています。

ただし、どんなに耐久性の高い素材でも、定期的な点検は欠かせません。「30年もつ」と書かれていても、それは条件のよい場合の目安です。見えるところにひび割れや剥がれがないか、年に一度は家のまわりを歩いて確認するだけでも、大きな修繕になる前に気づけます。

ここまでの積立は、将来の支出に備えるためのものでした。毎月の積立投資を家計簿でどう扱うか(支出に入れない理由と、管理するアプリを分ける工夫)は、別の記事にまとめました。

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積立投資は「支出」に入れない?家計簿と投資を分けて管理する方法
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まとめ|家計簿に出てこないお金を、先に見える化する

毎月の家計簿だけでは、年払いの固定費や、将来必ず発生する出費は見えません。月割りの一覧にして、積立で先に備えておくことで、「急な出費」がほとんどなくなり、家計の不安が小さくなります。

今日から始められること

  • 年払い・数年に一度の支払いを、通帳やカード明細から書き出す
  • それぞれを月割りにして、合計を出してみる
  • 家の修繕や家電の買い替えなど、将来必ず発生する出費を洗い出す

金額の大きさに気後れした方は、金額より仕組みで考える家計管理の記事もあわせてどうぞ。

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