注文住宅の付帯工事費とは?約218万円の内訳を全公開|本体工事との違いと、見積りの確認ポイント
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見積書に書かれた「付帯工事」。その中に何が入っていて、いくらかかるのか、説明できますか。
この記事は、注文住宅の見積りを検討中で、「本体工事のほかに、いくらかかるの?」「付帯工事って何?」と感じている方に向けて、我が家の付帯工事費の内訳を、全項目の金額つきでまとめています。
「本体工事の金額で、住める」と思っていませんか?
(登場人物は架空です。よくあるケースをもとにした例です)

本体工事の金額で契約したのに、付帯工事が別で、数百万円も上がってしまって…。

付帯工事は、会社によって、含まれる範囲が違います。何が入っていて、何が別なのかを、先に確認しましょう。我が家の内訳を、全部お見せしますね。

なお、我が家が家を建てたのは、約8年前です。この記事の金額は、当時の実額(すべて税込)です。金額そのものより、「何が含まれているか」という考え方を、参考にしてください。
付帯工事を含めて、本体以外にかかったお金の全体(外構・諸経費・太陽光も含みます)は、こちらにまとめています。

付帯工事とは
付帯工事とは、建物本体の工事のほかに、家を建てて住める状態にするために必要な、工事や手続き、費用のことです。たとえば、申請や地盤調査、現場の仮設、屋外の給排水管の工事などがあります。会社によっては、付帯工事を「本体工事」とは別料金にしていることもあります。同じ坪単価でも、含まれる範囲が違えば、実際に払う総額は変わります。
「付帯工事」は、「別途工事」と呼ばれることもあり、一般には、ほぼ同じ意味で使われると言われています。ただ、言葉の決まりは会社ごとに違い、本体工事の見積りに含まれる場合も、別になる場合もあります。見積書では、言葉よりも、項目と金額で確認することが大切です。
(参考:住宅会社の解説サイト、金融情報サイトの解説。後者では、契約後に、外構費や水道工事費が別に請求される例も紹介されています)
我が家の付帯工事費の内訳(約218万円・税込)
我が家の付帯工事費は、合計で218.2万円(税込)でした。内訳を、3つのグループに分けて載せます。
合計は、218.2万円(税込)です。
グループごとの金額を、棒グラフにすると、こうなります。
付帯工事費 約218万円の内訳(税込)
各項目は、何のための費用?
項目の名前だけだと、分かりにくいので、一般的な意味を、やさしく説明します。実際の中身は、会社や工事の内容で変わるので、見積書の明細と、会社の説明で確認してください。
| 建築確認費用 | 計画した家が、建築のルールに合っているかを、確認してもらうための申請の費用です。 |
| 構造計算費用 | 柱や梁などが、地震や風に耐えられるかを、計算する費用です。 |
| 地盤調査費用 | 土地の地盤の強さを調べる費用です。結果によって、地盤改良が必要になることがあります。 |
| 長期優良住宅の認定申請 | 長く住める家として、国の基準に合っているかの認定を受けるための申請の費用です。 |
| 屋外給排水工事 | 敷地の中で、道路の水道管から家まで、水道と排水をつなぐ工事です。 |
| 共通仮設工事 | 工事の間だけ使うもの(仮設の電気・水道・トイレ、足場まわりなど)の費用の総称です。 |
| 省令準耐火仕様 | 火災に強い仕様にするための工事です。火災保険の割引の対象になる場合があります。 |
| 現場管理費 | 工事の現場を管理する人(現場監督など)にかかる、会社の経費です。 |
| 一般諸経費 | 会社を運営するための、一般的な経費です。 |
建物代2,150万円に含まれていたもの
このほか、建物代の2,150万円には、次のものも含まれていました。
オール電化のため、ガスの引き込み工事はありません。また、地盤調査(スウェーデン式サウンディング法)の結果、地盤改良は不要でした。地盤改良は、地盤調査の結果によっては、別に費用がかかることがあります。
付帯工事を含めると、坪単価はどう変わる?
付帯工事費の約218万円を除いた建物本体は、約1,932万円です。延べ床約35.4坪で割ると、坪単価は約54.6万円です。付帯工事を含めた2,150万円で割ると、60.7万円になります。同じ家でも、付帯工事を含めるかどうかで、坪単価は約6万円変わります。広告の坪単価を見るときは、付帯工事が含まれているかを、確認してください。
付帯工事費は高い?解説サイトの目安と比べてみた
付帯工事費が「高すぎるのでは」と、気になる方も多いと思います。解説サイトでは、注文住宅の総費用を、本体工事費・付帯工事費(別途工事費)・諸費用に分けて、おおよそ「本体70〜80%、付帯15〜20%、諸費用5〜10%」とする目安が紹介されています。割合は、土地の条件や会社によって変わります。
我が家の数字を、同じ分け方で並べてみました。解説サイトでは、外構も付帯(別途)工事に数えられることが多いので、外構151.2万円も、付帯工事に足しています。太陽光は、設備なので、除いています。
| 区分 | 解説サイトの目安 | 我が家(約8年前の実額) |
|---|---|---|
| 本体工事費 | 70〜80% | 約79%(約1,932万円) |
| 付帯(別途)工事費 | 15〜20% | 約15%(付帯工事218.2万円+外構151.2万円=約369万円) |
| 諸費用 | 5〜10% | 約6%(135万円) |
我が家の3つの割合(本体・付帯と外構・諸費用の合計 約2,436万円)
解説サイトの目安:本体70〜80% / 付帯15〜20% / 諸費用5〜10%
見積書の「付帯工事」だけに限ると、218.2万円で、建物本体の約11%です。ただし、これは、我が家の約8年前の例です。付帯工事費は、土地の条件(地盤、高低差、水道管の位置など)で、大きく変わります。同じ割合になるとは限りません。
付帯工事費が高いと感じたら、確認したいこと
「高い」と感じたときは、金額だけで判断せず、何に対する費用かを、確認すると、納得しやすくなります。次の5つを、見積書で確かめてみてください。
聞きにくいときは、見積書の項目名を指して、「これは、何の費用ですか」と聞くだけで、大丈夫です。会社を比べるときの考え方は、こちらにまとめています。

付帯工事費のよくある質問
付帯工事と、別途工事は、同じ意味ですか?
一般には、ほぼ同じ意味で使われると言われています。ただ、決まった定義はなく、会社によって、含まれる項目が違います。見積書では、言葉より、項目と金額で確認してください。
付帯工事費は、本体価格に含まれますか?
広告などで見る「本体価格」は、建物の本体工事だけを指していることが多く、付帯工事費は含まれないことが多いと言われています。我が家は、建物代2,150万円の中で、本体約1,932万円と、付帯工事費約218万円に分かれていました。
付帯工事費の目安は、どれくらいですか?
解説サイトでは、総費用の15〜20%(外構などを含む別途工事の場合)という目安が紹介されています。我が家は、見積書の付帯工事だけで、建物本体の約11%、外構を足すと、約15%でした。土地の条件で、大きく変わります。
外構工事は、付帯工事に含まれますか?
解説サイトでは、付帯(別途)工事に数えられることが多いです。我が家は、付帯工事とは別に、相見積もりをして、施工業者に頼み、151.2万円でした。くわしくは、こちらにまとめています。

地盤改良は、付帯工事に入りますか?
会社や、見積書の書き方によって違います。地盤調査の結果、必要になった場合は、別に費用がかかることが多いです。我が家は、調査の結果、地盤改良は不要でした。
付帯工事費も、住宅ローンで借りられますか?
金融機関や、契約の形によって違います。工事請負契約に含まれる費用は、対象になることがあると言われますが、借りる金融機関に、必ず確認してください。
まとめ|見積書で確認したいこと
付帯工事は、会社によって、含まれる範囲が違います。見積書を見るときは、次のことを確認してみてください。
家づくりの費用の全体像は、こちらにまとめています。

当初の本体工事から、グレードアップした全項目と金額は、こちらにまとめています。


