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注文住宅の付帯工事費とは?約218万円の内訳を全公開|本体工事との違いと、見積りの確認ポイント

注文住宅の付帯工事費の内訳を見積書で確認するともやんのイラスト
nikitomo1@gmail.com

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見積書に書かれた「付帯工事」。その中に何が入っていて、いくらかかるのか、説明できますか。

この記事は、注文住宅の見積りを検討中で、「本体工事のほかに、いくらかかるの?」「付帯工事って何?」と感じている方に向けて、我が家の付帯工事費の内訳を、全項目の金額つきでまとめています。

この記事を読むと分かること

  • 付帯工事とは何か、本体工事との違い
  • 我が家の付帯工事費(約218万円)の内訳と、全項目の金額
  • 見積書で確認したいポイント
  • 付帯工事費が高いかの見方(解説サイトの目安との比較)
  • 付帯工事費のよくある質問

「本体工事の金額で、住める」と思っていませんか?

(登場人物は架空です。よくあるケースをもとにした例です)

ひなた
ひなた

本体工事の金額で契約したのに、付帯工事が別で、数百万円も上がってしまって…。

ともやん
ともやん

付帯工事は、会社によって、含まれる範囲が違います。何が入っていて、何が別なのかを、先に確認しましょう。我が家の内訳を、全部お見せしますね。

付帯工事の行を赤い丸で囲んだ見積書に驚くひなたと、説明するともやんのイラスト

なお、我が家が家を建てたのは、約8年前です。この記事の金額は、当時の実額(すべて税込)です。金額そのものより、「何が含まれているか」という考え方を、参考にしてください。

付帯工事を含めて、本体以外にかかったお金の全体(外構・諸経費・太陽光も含みます)は、こちらにまとめています。

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付帯工事とは

付帯工事とは、建物本体の工事のほかに、家を建てて住める状態にするために必要な、工事や手続き、費用のことです。たとえば、申請や地盤調査、現場の仮設、屋外の給排水管の工事などがあります。会社によっては、付帯工事を「本体工事」とは別料金にしていることもあります。同じ坪単価でも、含まれる範囲が違えば、実際に払う総額は変わります。

「付帯工事」は、「別途工事」と呼ばれることもあり、一般には、ほぼ同じ意味で使われると言われています。ただ、言葉の決まりは会社ごとに違い、本体工事の見積りに含まれる場合も、別になる場合もあります。見積書では、言葉よりも、項目と金額で確認することが大切です。

(参考:住宅会社の解説サイト、金融情報サイトの解説。後者では、契約後に、外構費や水道工事費が別に請求される例も紹介されています)

我が家の付帯工事費の内訳(約218万円・税込)

我が家の付帯工事費は、合計で218.2万円(税込)でした。内訳を、3つのグループに分けて載せます。

申請・調査小計 約91.8万円
建築確認費用37.8万円
構造計算費用32.4万円
地盤調査費用10.8万円
長期優良住宅の認定申請10.8万円
工事小計 約77.8万円
屋外給排水管工事(水道の引き込みを含む)37.8万円
共通仮設工事27.0万円
省令準耐火仕様(防火の規制で必須)13.0万円
会社の経費小計 約48.6万円
現場管理費32.4万円
一般諸経費16.2万円

合計は、218.2万円(税込)です。

グループごとの金額を、棒グラフにすると、こうなります。

付帯工事費 約218万円の内訳(税込)

申請・調査(建築確認、構造計算、地盤調査、認定申請)
約91.8万円
工事(屋外給排水、共通仮設、省令準耐火)
約77.8万円
会社の経費(現場管理費、一般諸経費)
約48.6万円

各項目は、何のための費用?

項目の名前だけだと、分かりにくいので、一般的な意味を、やさしく説明します。実際の中身は、会社や工事の内容で変わるので、見積書の明細と、会社の説明で確認してください。

建築確認費用計画した家が、建築のルールに合っているかを、確認してもらうための申請の費用です。
構造計算費用柱や梁などが、地震や風に耐えられるかを、計算する費用です。
地盤調査費用土地の地盤の強さを調べる費用です。結果によって、地盤改良が必要になることがあります。
長期優良住宅の認定申請長く住める家として、国の基準に合っているかの認定を受けるための申請の費用です。
屋外給排水工事敷地の中で、道路の水道管から家まで、水道と排水をつなぐ工事です。
共通仮設工事工事の間だけ使うもの(仮設の電気・水道・トイレ、足場まわりなど)の費用の総称です。
省令準耐火仕様火災に強い仕様にするための工事です。火災保険の割引の対象になる場合があります。
現場管理費工事の現場を管理する人(現場監督など)にかかる、会社の経費です。
一般諸経費会社を運営するための、一般的な経費です。

建物代2,150万円に含まれていたもの

このほか、建物代の2,150万円には、次のものも含まれていました。

建物代に含まれていたもの

  • 全室の照明器具
  • 全室のカーテンまたはロールスクリーン
  • テレビアンテナ(地上波、BS・CS)
  • 水道・電気の引き込み工事

オール電化のため、ガスの引き込み工事はありません。また、地盤調査(スウェーデン式サウンディング法)の結果、地盤改良は不要でした。地盤改良は、地盤調査の結果によっては、別に費用がかかることがあります。

付帯工事を含めると、坪単価はどう変わる?

付帯工事費の約218万円を除いた建物本体は、約1,932万円です。延べ床約35.4坪で割ると、坪単価は約54.6万円です。付帯工事を含めた2,150万円で割ると、60.7万円になります。同じ家でも、付帯工事を含めるかどうかで、坪単価は約6万円変わります。広告の坪単価を見るときは、付帯工事が含まれているかを、確認してください。

付帯工事費は高い?解説サイトの目安と比べてみた

付帯工事費が「高すぎるのでは」と、気になる方も多いと思います。解説サイトでは、注文住宅の総費用を、本体工事費・付帯工事費(別途工事費)・諸費用に分けて、おおよそ「本体70〜80%、付帯15〜20%、諸費用5〜10%」とする目安が紹介されています。割合は、土地の条件や会社によって変わります。

我が家の数字を、同じ分け方で並べてみました。解説サイトでは、外構も付帯(別途)工事に数えられることが多いので、外構151.2万円も、付帯工事に足しています。太陽光は、設備なので、除いています。

区分解説サイトの目安我が家(約8年前の実額)
本体工事費70〜80%約79%(約1,932万円)
付帯(別途)工事費15〜20%約15%(付帯工事218.2万円+外構151.2万円=約369万円)
諸費用5〜10%約6%(135万円)

我が家の3つの割合(本体・付帯と外構・諸費用の合計 約2,436万円)

本体 約79%
付帯 約15%
約6%

解説サイトの目安:本体70〜80% / 付帯15〜20% / 諸費用5〜10%

見積書の「付帯工事」だけに限ると、218.2万円で、建物本体の約11%です。ただし、これは、我が家の約8年前の例です。付帯工事費は、土地の条件(地盤、高低差、水道管の位置など)で、大きく変わります。同じ割合になるとは限りません。

付帯工事費が高いと感じたら、確認したいこと

「高い」と感じたときは、金額だけで判断せず、何に対する費用かを、確認すると、納得しやすくなります。次の5つを、見積書で確かめてみてください。

付帯工事費の見積りで、確認したいこと

  • 本体・付帯・外構・諸費用の、どこまでが、その金額に含まれているか
  • 「一式」と書かれた項目は、内訳(項目と金額)を出してもらえるか
  • 地盤改良や、水道・ガスの引き込みなど、土地の条件で変わる項目が、含まれているか、別になるか
  • 法律で必要な手続きの費用と、会社の経費(現場管理費・一般諸経費)が、それぞれいくらか
  • 他社の見積りと、同じ範囲(本体のみ、付帯込み、外構込みなど)にそろえて、比べているか

聞きにくいときは、見積書の項目名を指して、「これは、何の費用ですか」と聞くだけで、大丈夫です。会社を比べるときの考え方は、こちらにまとめています。

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付帯工事費のよくある質問

付帯工事と、別途工事は、同じ意味ですか?

一般には、ほぼ同じ意味で使われると言われています。ただ、決まった定義はなく、会社によって、含まれる項目が違います。見積書では、言葉より、項目と金額で確認してください。

付帯工事費は、本体価格に含まれますか?

広告などで見る「本体価格」は、建物の本体工事だけを指していることが多く、付帯工事費は含まれないことが多いと言われています。我が家は、建物代2,150万円の中で、本体約1,932万円と、付帯工事費約218万円に分かれていました。

付帯工事費の目安は、どれくらいですか?

解説サイトでは、総費用の15〜20%(外構などを含む別途工事の場合)という目安が紹介されています。我が家は、見積書の付帯工事だけで、建物本体の約11%、外構を足すと、約15%でした。土地の条件で、大きく変わります。

外構工事は、付帯工事に含まれますか?

解説サイトでは、付帯(別途)工事に数えられることが多いです。我が家は、付帯工事とは別に、相見積もりをして、施工業者に頼み、151.2万円でした。くわしくは、こちらにまとめています。

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地盤改良は、付帯工事に入りますか?

会社や、見積書の書き方によって違います。地盤調査の結果、必要になった場合は、別に費用がかかることが多いです。我が家は、調査の結果、地盤改良は不要でした。

付帯工事費も、住宅ローンで借りられますか?

金融機関や、契約の形によって違います。工事請負契約に含まれる費用は、対象になることがあると言われますが、借りる金融機関に、必ず確認してください。

まとめ|見積書で確認したいこと

付帯工事は、会社によって、含まれる範囲が違います。見積書を見るときは、次のことを確認してみてください。

見積書のチェックリスト

  • 付帯工事の項目(申請・調査・仮設・屋外給排水・現場管理費など)が、書かれているか
  • 照明・カーテン・アンテナ・外構が、含まれているか
  • 地盤改良は、別途か、含まれるか
  • ガスや水道の引き込み工事は、含まれるか
  • 金額は、税込か税別か

家づくりの費用の全体像は、こちらにまとめています。

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